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VALUE

eGuaranteeが生み出す価値

CASE01

Introduction

新たな保証サービスを活用し、
物流施設にテナント企業を呼び込め!

本案件のお客さまは、自らが物流施設のオーナーとして物流事業を展開している大手建設会社。建設事業のノウハウを活かし、設計・施工、立地選定提案から、維持管理までをサポートする物流施設を新たな成長戦略の柱の一つとして、積極的な事業拡大を目指しているが、その実現に欠かすことのできないのが、物流施設に入居するテナント企業の確保。テナント企業の確保に金融フィールドに身を置くイー・ギャランティがどう役立つことができるのか? そのヒントは、イー・ギャランティだからこそ可能になる新たな保証サービスに隠されていた。

Phase 1

物流施設への入居を後押しする、
新たな付加価値を見つけ出す

私たちの営業活動は、パートナーである各種金融機関からお客様を紹介していただくことからスタートします。今回のお客さまである大手建設会社も、ある保険会社のOBから紹介されたお客様でした。ヒアリングを重ねる中で明確になってきたお客様の課題は、物流施設の入居テナント企業の拡充でした。自社物流施設に入居してもらうためには、当然、他の物流施設との差別化が必要となります。「自社物流施設の魅力や特徴をどうすれば向上できるか」。私たちが取り組むべきテーマは次第に明確になっていきました。

そこで、目をつけたのが、ECサイトの運用管理全般を一括で代行するサービスを行っているお客様の子会社であるA社でした。イー・ギャランティが企業を審査する際に活用しているビッグデータとA社が有している豊富な顧客データを活用できれば、相乗効果を生むことができるのではないかと考えたのです。

Phase 2

どうすれば自社の強みを活かせるのか。
ヒントとなったのは、A社が持つ顧客データ

今回の物流施設の入居対象となるテナントの多くはアパレル業でした。大手アパレル会社は自前の物流施設を持っている場合が多いため、ターゲットとなるのは、設立して間もないベンチャー企業や中小企業。そうした企業は、当然まだまだ世間には広く認知されてなく、社会的信用度も高くはありません。ただ、A社の顧客データを分析すると、現状は信用度が低くビジネスも小規模ながらも、「将来性」を評価できる企業が少なからず存在することがわかったのです。

そうした企業がビジネスを進めていく上で、大きな課題の一つとなるのが「資金繰り」。この「資金繰り」をイー・ギャランティがサポートするサービスを実現できれば、彼らが物流施設に入居する「意味」を見出せることができるのではないか。新しい価値創造に向けての光が見えてきました。

Phase 3

入居テナント企業が
イー・ギャランティに保証委託するスキームを

一般的な金融機関は、ベンチャー企業や信用度が低い小規模な企業に対しての融資には消極的です。また、融資する場合も、通常の融資よりも金利が高くなる場合がほとんど。どうすれば、この壁を突破できるのか。私たちが考えたのが、イー・ギャランティを与信先とするスキームでした。

まず、A社の顧客データを、イー・ギャランティが分析・解析。入出荷や販売、在庫状況等々の情報を元に審査を行い、将来性のある企業である(倒産率が低い)と判断した場合、イー・ギャランティが債務不履行の保証をすることにより、従来の融資システムとは異なるアプローチで物流施設の入居テナント企業に信用を供与します。入居テナント企業はイー・ギャランティに保証委託することで、無担保・無保証人で低金利の借入が可能となり、競争力を強化することができます。また、貸出人である金融機関もイー・ギャランティの保証があるため、融資に二の足を踏むことはありません。「保証サービス」の提供は、入居テナント企業を支援するという相乗効果を生み出すこともできるのです。

Phase 4

「フィンテック」を活用した
新しいサービスを創出した手応え

2019年12月、複数社間での調整を経て、イー・ギャランティは今回のスキームを新たな保証サービスとしてリリースしました。お客様である大手建設会社は、入居テナント候補に対して新しい付加価値を提供することができ、子会社Aにとっては新たな顧客獲得の切り口になります。そして、イー・ギャランティも、データ活用による保証サービスという新たなメニューを発信することで、顧客の裾野拡大を目指すことができると考えています。

今回の取り組みは、顧客データとイー・ギャランティのデータ解析力を融合させたフィンテック(金融サービスと情報技術の融合)を活用したアプローチを実現したスキームでした。今後も、自由な発想で新しい商品の創出に取り組んでいきたいと考えています。

この案件を担当したのは

鹿野 修司

執行役員
営業部門 営業開発グループ長

2007年入社 法学部政治学科卒。現在は、既契約の顧客に対する更改契約専門の営業チームのマネージャー。顧客満足度向上による更改率向上を図るとともに、既存顧客に多様な保証スキームを提案することで、ニーズを喚起し保証規模拡大につなげる役割を担っている。

CASE

01

新たな保証サービスを活用し、
物流施設にテナント企業を
呼び込め!

CASE

02

業務負荷軽減を実現する
「債権一括保証サービス」

CASE

03

ベンチャー企業への
出資金保証サービス

CASE

04

企業間取引をサポートする
「決済代行サービス」