安田 真
Makoto Yasuda
経営管理部 経営管理室
2014年入社 経済学部卒
大学で経済学を学び、就職活動では金融業界をメインに企業研究を行っていました。しかし、当時、融資をはじめとする一般的な銀行業務は縮小傾向にあるといわれており、その将来性、成長性に一抹の不安を抱いてもいました。そんなときに、ある就職サイトで見つけたのがイー・ギャランティです。何よりも目を引いたのは設立以来増収増益を続けているその成長性。会社説明会でその詳細を知るにつれ、信用リスクの流動化というこれまでにないビジネスモデルの革新性や未開拓の市場の広さなど、その高い将来性に強い興味を抱くようになりました。金融業界の成長分野で活躍したいと考えていた私にとって、イー・ギャランティはすべての条件を満たしていたのです。また、融資のような既存の業務ではなく、新しいビジネスモデルだからこそ、多彩な経験ができるのではないか、と思ったことも入社を志望した理由のひとつです。
経営管理部は大きくIT推進、法務、経営管理の各室で構成されており、経営管理室では、複数のチームがそれぞれ財務や総務、労務に関する業務を推進しています。その内容は多岐にわたり、私もこれまで業務統括チームでオフィスの増床や社員寮の購入などの総務業務を、経営企画チームで業務フロー企画や契約書作成等の業務を担当しました。また流動化チームではファンドの組成も経験しています。
現在所属する経営管理チームの役割は、予算策定や財務諸表作成を通じて会社全体の活動実績を把握・評価するとともに、改善に向けた対策の検討を行うこと。具体的には経営計画に基づく予算目標と月ごとの実績を比較し、それが乖離していればどこに原因があるのかを分析。加えて集計した指標に基づいた対策案を経営陣に提示します。いわば会社全体のPDCAサイクルを回す役割を担う要の部署です。私はチーム長として組織をマネジメントする立場ですが、成長企業ゆえにマンパワーが不足しており、プレイングマネージャーとして予実分析や開示業務、業務効率化を目的とした各種システムの導入検討を行うなど、多忙な日々を送っています。
入社3年目に流動化チームでファンドの新設を担当しました。当社のビジネスモデルは、信用リスクの大半を自社で保有せず流動化することに特色があります。再保証委託先は収益機会を求める金融機関やファンドなど。つまりファンドの組成とは、再保証委託先の拡大であり、信用リスクの流動化というビジネスモデルの根幹に関わる業務なのです。このような重要な案件に入社3年目だった私を抜擢した上司の決断に驚くとともに、与えられたチャンスの大きさに奮い立ちました。当時はまだ知識も経験も足らず、ファンドメンバー候補の質問やデータ開示依頼に対応するだけで精一杯でしたが、ファンドが形になった時の達成感は言葉に尽くせぬものがありました。このファンド組成のニュースは日経新聞にも掲載され、一担当ではありましたが、自分の携わった仕事がしっかりと形になった感覚があり、とても印象に残っています。そしてこの経験は6年目に新たなファンド設立を主導する際の基盤となり、大いに役立ちました。
当人の積極性が必要という条件付きではありますが、最大の強みは若いうちから仕事を任せてもらえる環境にあること。また、それをサポートしてくれる優秀な経営陣が揃っていることだと思います。私自身もこれまで数多くのチャンスを与えられ、仕事を通して先輩社員からたくさんのことを学んできました。経営層との距離も近く、社長ともたびたびミーティングなどで意見を交わす機会があります。
仕事の面白さ、魅力は、自ら工夫し仕組みづくりができることです。当社は顧客の多様なニーズに合わせ、短期間で新たな商品を提供していますが、経理担当としては、その予算や実績を決算に反映させなくてはなりません。そのため、どの数字をどのタイミングで集計するかを考え、その都度、業務フローやマニュアル等を作成するなどの仕組みづくりを行っています。
これまでのキャリアで、仕事の進め方や課題解決の考え方などはある程度身についたと感じています。今後はファイナンスやIT、法律など、知識の幅を広げて、もうひとつ上の役職で管掌範囲を広げたいですね。
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