小林 秀輔
Shusuke Kobayashi
審査室 審査チーム
2016年入社 農学部農芸学科卒
大学では食品に関する研究に携わっていたのですが、就職活動においては研究職にこだわらず、幅広い仕事を見てみたいと思っていました。そのため、金融や化学、IT、スポーツ業界まで、さまざまな業界にアプローチし、その中で出会ったのがイー・ギャランティでした。「信用リスク保証のリーディングカンパニー」「若い会社ながら上場企業」といった言葉に惹かれ、会社説明会に参加しました。企業間取引において生じる信用リスクを受託する保証サービスを提供するというビジネス自体が新鮮で、日本では広く普及していないことから将来的に大きな可能性がある事業と感じました。そして、出会った企業の中で最も成長の勢いを感じたのもイー・ギャランティでした。こうした環境に身を置ければ、必ず成長できると思い迷わず入社を決めました。
私が所属する審査チームは、クレジットスコアリングチーム(企業の倒産確率を設定する部署)が設定した企業の倒産確率をもとに、そのリスクを本当に受託できるかどうかを最終調査する役割を担っています。具体的には、営業担当者が作成した見積が当社の収支に合うかを審査し、最終的には社長も同席する会議で契約承認可否の判断が下されます。見積審査はそこに示された数値を精査し、リスク判断や金額(保証料率)が妥当であるかどうかを検討する作業。攻める立場である営業は、低い料率をお客様に提案することで多くの成約を獲得したいと思いますが、それが妥当な金額であるかどうかを調査し、収支に見合った適正な成約を実現するのが私たちのミッションです。かつて社長から、審査は「駄目な理由を見つけるのでなく、承認できる要素を見つけることが大事」と言われたことがあります。NOと言ってしまえばその案件の収益はゼロです。ただ単にブレーキ役に徹するのではなく、保証できる要素を見つけ出す「攻める」スタンスが審査にも求められるのです。
はい。営業担当者も成約に向けて積極的に動いた超大型案件です。しかし600社という膨大な数の取引先のリスクをどう見極めるか。私は1社ごとに過去の取引実績や、貸し倒れ等の履歴を調べ、そこから予測されるリスクを判断していきました。すると、実はリスクが低い企業が多く含まれていることが分かり保証料率の引き下げにつながったり。また営業担当者がお客様に対して、取引先1社ごとの明確情報を提供する事が可能になったのです。お客様は自社の取引先の実態を正確に把握できていないケースがあります。提案を通じて、「イー・ギャランティはこんなにも丁寧に見てくれる。ここに任せておけば安心だ」というカスタマーバリューを提供することができ、成約に至ることができました。営業担当者からもたいへん感謝され、私自身も「契約につながる審査」を実践できた手応えを感じた案件です。審査担当としてターニングポイントとなった取り組みでした。
審査知識を貪欲に吸収していきたいです。たとえば、決算書の数字から何を読み取り、どう判断するかなど、定量的な部分だけでなく定性的な要素も含めて、企業を見る目を養っていきたいと考えています。また、審査業務では抵当権等、不動産登記情報に接する場合もあり、効率的に有益な情報を読み取るためにも不動産を勉強する必要性を感じており、現在宅地建物取引士の資格取得を目指しています。一方で、今後、審査の世界においても業務のシステム化がトレンドになってくると思います。ICTをはじめ、ロボティクスやAIなどが審査業務に活用される日もすぐそこです。将来は、審査の自動化にも携わり、当社の審査の中核を担うような人材に成長したいと思っています。
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